状況から進めるガイド
実家の片付け、捨ててはいけない書類と、捨てる前に確認すること。
片づけは、捨てる前の確認で手間が大きく変わります。何を残すか、誰が決めるか、業者に頼む前に何を確かめるかを順番にまとめました。
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- 初日は
捨てない。書類を 集める の・付箋・写真 3つだけ - 権利証・納税通知書・契約書は、
紙袋1つに まとめて 残す - 相続放棄を
考えているなら、 片づけを 始めない - 業者は市町村の
許可 を確かめてから 頼む
STEP 01
最初の1日は、この3つだけ
初日は
- 書類を
1つの 通帳、箱に 集める 権利証、 保険証券、 納税通知書など。 仕分けは あとで 構いません - 残したい物に
付箋を まだ貼る 動かさず、 家族が 見て 分かるようにします - 部屋ごとに
写真を どこに撮る 何が あったかは、 片づけた あとでは 確かめられません
捨てるのは2日目以降で間に合います。遠方で何度も通えないなら、先に帰省前に確認することを見ておくと、現地の時間を片づけに回せます。
STEP 02
捨てないほうがいい紙
名義を
- 権利証・登記識別情報通知名義の
確認、 売却や 相続登記の 手続き - 固定資産税の
納税通知書 地番・家屋番号、評価額、 毎年の 税金が 分かる - 買った
ときの 売った売買契約書・領収書 ときの 税金の 計算 (取得費)に 使う - 増改築・リフォームの
契約書 取得費に含められる 費用の 確認に 使う - 測量図・境界確認書土地の
広さと 境界。 売る 前に 必要に なることが 多い - 火災保険の
証券 空き家になった あとの 契約条件の 確認 - 通帳・年金証書・確定申告の
控え 相続の手続きや、 亡くなった年の 申告に 使う
買った
見分け方
その紙が何の書類か、見分けるところ
書類の名前を知らなくても、表紙や欄の言葉で見分けられます。
下は、実家の片づけで出てくることが多い4種類です。様式は作られた年代・自治体・会社によって違うので、「どこを見るか」を手がかりにしてください。実物の写しはここには載せていません。
権利証・登記識別情報通知
見るところ:古いものは、登記所の「登記済」の印が押された書面(登記済証)。新しいものは「登記識別情報通知」と書かれたA4の紙で、12桁の符号の部分に目隠しシールが貼られています
使う場面:名義人が売るときの本人確認
見当たらないとき:再発行はできません。ただし、それだけで売れなくなるわけではなく、法務局からの通知や、司法書士などが作る本人確認情報で手続きできます
注意:シールははがさず、写真にも撮らないでください固定資産税の納税通知書・課税明細書
見るところ:市区町村(東京23区は都税事務所)から毎年春ごろ届く封書。中の明細に、土地の所在・地番、家屋番号、面積、評価額などが並んでいます
使う場面:登記事項証明書を取るときの地番・家屋番号の確認、毎年の費用の確認
見当たらないとき:実家のある市区町村の固定資産税の窓口で、評価証明書などの取り方を確認します買ったときの売買契約書・領収書
見るところ:「不動産売買契約書」の表題、売主・買主の名前、売買代金、契約日。重要事項説明書と一緒に綴じてあることがあります
使う場面:売ったときの税金を計算する「取得費」
見当たらないとき:取得費が分からないと、売った金額の5%で計算することになり、税金が増えることがあります。通帳の記録なども含めて、捨てる前に探します測量図・境界確認書
見るところ:土地の形と辺の長さが描かれた図面(「地積測量図」「確定測量図」など)。境界確認書は、隣の土地の持ち主の署名や押印がある書面です
使う場面:売る前の境界の確認や、面積の確認
見当たらないとき:法務局に図面が備え付けられていれば、写しを窓口・郵送・オンラインで請求できます。すべての土地にあるとは限りません
判断できない紙は、3つに分けて保管する(印刷して使えます)
| 分け方 | 入れる物 | 保管した場所 |
|---|---|---|
| 残す | 上の4種類、通帳、保険証券、確定申告の控え | |
| 家族に確認 | 誰の物か分からない契約書、手紙、写真 | |
| 処分は保留 | 何の書類か分からない紙。捨てる前に家族か専門家に見せる |
保管した場所は、家族で整理する1枚シートの「手元の資料」の欄にも書いておくと、家族と共有できます。書類が法的にどんな意味を持つかは、ここでは判定できません。売却や登記に使う前に、担当の司法書士・不動産会社に確認してください。
STEP 03
誰が処分を決められるかを確認する
遺産分割が
家の中の物を一度に処分する前に、誰の品か、誰が処分を決められるかを家族で確認します。
相続放棄を
STEP 04
売るつもりなら、片づけの前に確認すること
片づけを
- 家財を
残したまま 引き渡せるかは、 売り方や 相手に よって 違います。 業者を 決める 前に、 不動産会社に 確認しておくと 二重に 費用を かけずに 済みます。 - 相続した
空き家を 売った ときの 3,000万円特別控除には、 売る 期限が あります。 片づけの 時間も 含めて 考えます。 - 家を
取り壊すか どうかも、 控除の 条件に 関わります。 解体の 前に 条件を 確認します。
STEP 05
業者に頼む前に確かめること
家庭の
頼める
市町村の
それだけでは
「産業廃棄物」の
- 許可の
ない 業者は、 不法投棄や、 あとからの 高額請求に つながることがあります。 - 許可を
持つ業者は、 実家の ある 市町村の 窓口や ホームページで 確認できます。 - 見積もりは、
作業の 範囲 (どの 部屋か、 何を 残すか)を そろえて、 複数の 業者から 取ります。 - テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機は、
家電リサイクル法の 対象で、 出し方が 別です。
STEP 06
値段の分からない品が出てきたら
判断できない
絵画・掛け軸・茶道具など、値段や真贋が分からない品は、不用品とまとめて処分する前に確認する方法があります。当サイトでは、品物の価値や買取の対象になるかは判定できません。
絵画・掛け軸・骨董品が出典:国税庁 No.3252 取得費となるもの/国税庁 No.3258 取得費が分からないとき/国税庁 No.3306/e-Gov法令検索「民法」第921条/環境省「廃棄物の処分に『無許可』の回収業者を利用しないでください」/法務局「登記識別情報って何?」/法務局「登記済証(権利証)を紛失したのですが、どうしたらよいのですか?」/法務局「地図証明書又は図面証明書の交付を請求するには」/総務省「固定資産税の概要」