本文へ移動
実家じまいラボ親の家の、これからを考える。
ホーム

状況から進めるガイド

遠方の実家、帰省前に確認すること。持っていく物と、現地でやる4つ

何度も通えないからこそ、行く前に分かることは家で調べておく。帰省前・当日・現地・帰ったあとの順にまとめました。

最終更新:

先に結論

STEP 01

行かなくても分かること

現地で調べ始めると、それだけで1日が終わります。

  • 登記事項証明書オンラインで請求して郵送で受け取れる。必要なのは住所ではなく「地番」
  • 固定資産税の納税通知書毎年春(4〜6月ごろ)に届く。誰の住所に届いているかも確認
  • 火災保険の証券住む人がいなくなると条件が変わることがある。保険会社に確認
  • 電気・ガス・水道止まっているか、契約が続いているか
  • 家を見ている人近所の人や親戚に頼んでいるなら、連絡先を控える

600円

窓口で請求

520円

オンライン請求・郵送

490円

オンライン請求・窓口受取

登記事項証明書の手数料(1通・法務局)

STEP 02

当日、持っていくと早いもの

書類が出てきたら、撮って持ち帰るだけで次に進めます。

  • 自分の身分証明書
  • 認印
  • 親の名前と本籍が分かるもの(あれば)
  • スマホと充電器(書類の撮影用)
  • A4が入る封筒かクリアファイル
  • 付箋とペン(残したい物の目印に)

原本を持ち出す必要はありません。持ち出すなら、何を持ち出したか家族に伝えておきます。

STEP 03

現地でやる4つ

判断は後回し。まず「今の状態」を記録して帰ります。

  1. 部屋ごとに写真と動画を撮る家族と話すときの共通の資料になります。外観と境界のあたりも
  2. 郵便受けの中身を見る届いている請求や通知で、続いている契約(保険・引き落とし)が分かります
  3. 電気・ガス・水道の検針票を探す契約者と使用量が分かります
  4. 鍵が何本あるか数える自分、兄弟、近所の人、以前の業者。誰が入れるかを把握します

ついでに片づけを始めるなら、先に捨てる前に確認することを。相続が発生しているなら、先に手続きの期限を確認してください。

STEP 04

空き家のまま置くときに気をつけること

管理が不十分だと、固定資産税の軽減がなくなることがあります。

2023年12月の改正空家法放置すれば危険になるおそれがある空き家は「管理不全空家」として、市町村から指導・勧告を受けることがあります。勧告を受けると、固定資産税の住宅用地の特例が受けられなくなります(国土交通省)。

  • 窓や扉が壊れていないか、雨漏りがないか
  • 庭木や雑草が、隣の敷地や道路にはみ出していないか
  • 郵便物やチラシがたまっていないか

見に行けない間は、近所の人や親戚に頼むか、空き家の見回りサービスを使う方法もあります。

空き家の税金と維持費住宅用地の特例と、年間の費用

STEP 05

家の費用に、帰省の費用も足す

遠方の実家は、交通費が固定資産税より大きくなることもあります。

税金・保険・管理費に、見に行く交通費も加えて、1年分で並べます。分かる金額だけで構いません。

年間の維持費を足してみる空欄と0円を分けて整理できます

STEP 06

次の帰省でやることを、家族で決める

1回で全部終わらせようとせず、次の担当を1つ決めて帰ります。

「確認する資料」「見る場所」「話すこと」を分けて、誰が担当するかを決めます。売るか残すかが決まっていなくても進められます。

書き方の例(架空)

次の帰省で、弟が納税通知書と保険の資料を確認する。分かった費用をシートに書いて、家族のLINEに送る。

出典:法務局「登記事項証明書等の請求にはオンラインでの手続が便利です」/法務局「他人が所有する土地の登記事項証明書を取得することはできますか」/国土交通省「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律について」